THNK一級建築士事務所BLOG/建築家・大阪・新築・リノベーション

大阪を拠点に住宅や福祉施設等の設計監理を行うTHNK一級建築士事務所のブログです。
新築・リノベーションの現場の様子や日常の活動を紹介しています。
住宅医としての古民家調査

4/29に堺市南区にて古民家の調査診断を行いました。

この調査は私にとっては住宅医となって初めての調査でした。

調査は住宅医協会にサポートを受けて行いました。

内容については住宅医協会のほうに詳しく書かれています。

 

調査した古民家の外観

 

小屋裏の様子

 

「住宅医」というのは一般社団法人住宅医協会が認定している資格で、既存住宅を調査診断、改修、維持管理に関する技術を持つ者として認定しているものです。

知識を問う試験によって認定されるという形式ではなく、1年間を通した講義と実際に住宅改修を行い、それを検定会で発表し、合格することで認定されます。

最近は、既存住宅活用を推めるという意味合いで、既存住宅の状態にについて調査する者を表す、インスペクターという言葉も知られてきています。

 

私も日本建築士会連合会で行っているインスペクター講座も受け、インスペクターとなっています。しかしこのインスペクターはいわゆる1次インスペクションの範囲で、それは中古住宅の売買時に現状を把握する程度です。

 

住宅医の場合は既存住宅を実際に改修したり、性能向上を目的として調査診断を行っています。

 

調査後、住まいの診断レポートしてまとめ住まい手に報告を行います。

住宅の改修をお考えの方はお気軽にご相談下さい。

| その他 | 23:00 | - | - |
福島のシェアハウス竣工

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大阪市福島区にて工事を行っていた福島のシェアハウスが竣工しました。

名称は「シェア玉川」に決まりました。

元々長屋が並んでいた場所ですが、長屋の真ん中が建て替えられ、2軒が残された形になっていました。

1軒だけが建て替えを行うと残された建物がさらに弱くなってしまうという状態でした。

運良く、隣の長屋を購入することができたことでその2軒を建て替えるということで、この計画は進むことになりました。

 

生まれ育った家を建て替えるということなのですが、将来的な拡がりを考えて1階をテナントとしても貸せるようなダンススタジオ、2階をシェアハウスの個室、3階をシェアハウスのリビングとなるように計画しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玄関はキャンチレバーで持ちだしたピロティにより、玄関前に軒下空間を作っています。駐車・駐輪場としての役目もあります。

また1階がセットバックしていることで狭い路地に対してオープンな関係を作っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シェアハウスの玄関(右)とダンススタジオの玄関(左)は独立しています。

 

上下階をつなぐ階段。防火上竪穴区画となる階段ですが、オープンでコミュニケーションが生まれる仕掛けを作っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3階のリビング。集まる場所を3階にしたことで、明るく居心地のよい場所となっています。

 

玄関のシューズクロークとメールボックス。最大6名の入居を想定しているので収納量を確保し、郵便ポストも各部屋毎に受けられるようにしています。

 

2階の個室部分の廊下。安価で耐久性の高いPタイルを色違いで乱張りしてアクセントとしています。扉は各部屋の壁の色とリンクしています。

 

個室の内部。廊下と同じPタイルが延長されています。壁の1面に色を塗っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1階スタジオ。できるだけ天井高さを確保するために、天井仕上げをなくしています。ダンス用の二重床として、壁面にはガラスが張られています。

 

撮影:田籠哲也

| 設計監理 | 23:00 | - | - |
障がい者グループホーム竣工


昨年秋から着工していた大阪市生野区の障がい者グループホーム「グループホームいけいけ・こいこい」が2月末に竣工しました。
日常の生活の場、将来的にはサテライトの入居者も含めて食事したりできる集まる場として計画しました。
交通の便も良く、現在の生活圏に近い街中に建設できたことが、重度の身体障がいの方を対象としたプログラムとして非常に良い点だと思います。
設計としては密集市街地で敷地や準耐火構造という制限があったり、グループホームとして求められるスプリンクラー設備などを備えつつ、木造の温かみのある空間を作っていきました。また運営者と親、時には本人たちの生活をヒアリングしながら、個人の場ー共同空間ー地域のつながり方を考えていきました。
障がい者の住まいを考える場合、通常でも当然考えることを、より意識して考える必要があります。バリアフリー性、耐震性、その他災害時の安全性、メンテナンス性などなど。
4月から開設できることになり、徐々に生活が始まるそうです。


2階リビング


2階リビング


2階廊下


2階居室


1階居室


浴室・脱衣室


便所・手洗い


玄関


玄関アプローチ

撮影:田籠哲也
| 設計監理 | 23:00 | - | - |
2016年もよろしくお願いします

現在は、複数の新築プロジェクトが工事中です。
新年は5日(火)より始動します。
引き続き、様々な生活の場をつくる、既存の建物を活かすといったことに取り組んでいきます。
ブログやホームページも更新していきたいと思います。
| その他 | 05:37 | - | - |
段差昇降機の設置
認定NPO法人福医建研究会・快居の会では障がいや高齢の方の住宅改善に関わっています。

先日は、糖尿病で下肢切断した方の自宅玄関に段差昇降機を設置しました。
当初は玄関に福祉機器レンタルの段差昇降機を検討していましたが、
玄関での車いす乗り換えや回転を検討していくと、既成品は有効ではなく、最終的にオーダー品の段差昇降機を設置してもらいました。
昇降高さによっても費用は異なりますが、オーダー品の段差昇降機は50万円程度でそれに付帯工事が必要になります。


改善前の玄関。ポーチー玄関土間、上がり框を2つに分かれて段差があります。


改善後。玄関土間をはつり、昇降機も埋め込んでポーチから段差なしで入れるようになりました。玄関扉も取付高さを下げて調整しています。


埋め込まれている昇降部分。


土間全体が上がった状態。広いスペースで車いすの乗り換えも行えるようになりました。

写真の踏み台は、同居の奥様が使います。
車いすを使う方が自立して外出するのか、介助を前提にするのか? また同居の方の出入りもいっしょに考えておくことが大切です。
ちなみに、写真ではたくさん靴が置いてありますが、完成後の検査で、工務店1名、建築士2名、理学療法士1名、ケアマネ1名が集まって、動作など確認を行っています。
工事業者だけでやってしまうのではなく、関係する専門家の意見を調整して行うことが大切です。

 
| 設計監理 | 23:00 | - | - |
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